壮大な天龍峡の絶景スポット・そらさんぽ天龍峡
そらさんぽ天龍峡は、長野県飯田市にある天竜峡の美しい景観を空中から楽しめる、日本三大峡谷の一つである天竜峡を見下ろす、圧巻のスポットです。加えて、2019年に完成した天龍峡大橋も、天竜峡の新しいシンボルとして注目されています。また、周辺へのアクセスを大きく改善した三遠南信自動車道も開通し、さらに便利になりました。今回は、そらさんぽ天龍峡、天龍峡大橋、そして三遠南信自動車道の概要と魅力について詳しくご紹介します!
天竜峡の歴史と絶景
天竜峡は、天竜川が長い年月をかけて削り取った渓谷で、昔から文学者や画家たちに愛されてきた絶景地です。四季折々の風景が楽しめるため、年間を通して多くの観光客が訪れます。春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、訪れるたびに新しい顔を見せる天竜峡の風景は、まさに「日本の美」を体感できる場所です。
そらさんぽ天龍峡は、この天竜峡の景観をより高所から楽しめる鋼上路式アーチ橋として整備され、自然と一体になれる体験ができるスポットとして注目されています。
そらさんぽ天龍峡の見どころ
「そらさんぽ天龍峡」は、長野県飯田市にある「天龍峡大橋」に設けられた観光歩道です。この橋は、長さ280メートル、高さ80メートルもあり、天竜川の渓谷の絶景を眺めながら散策できます。 そらさんぽ天龍峡は、山々に囲まれた自然豊かなエリアで、四季折々の美しい景色を楽しめることが一つの魅力の一つです。
鋼上路式アーチ橋
天龍峡大橋は、中央道から新東名を接続する三遠南信自動車道が、飯田市内で一級河川天竜川を渡河する橋長280m、アーチ支間210mの鋼上路式アーチ橋です。架橋地の一部は、文化財保護法により国の重要文化財に指定される「名勝天龍峡」であり、名勝地を横断する自動車専用道の架橋事業は前代未聞のプロジェクトでした。
この名勝の歴史ある良好な景観との調和を図るため、峡谷のV字地形に収まり、背後のスカイラインを阻害しない「鋼上路式アーチ橋」を選定しました。
さらに、峡谷を一機に跨ぐ扁平なアーチ構造として、下部工の基数を最小限として自然改変を最大限抑制しました。 ちなみに、天龍峡大橋のアーチ支間・ライズ比11.0は、国内で最も扁平なアーチ橋として位置づけられます。
天龍峡大橋 – 新たなシンボルとしての役割
2019年に開通した天龍峡大橋は、そらさんぽ天龍峡を訪れる際にぜひ立ち寄りたいスポットです。全長280メートルを誇るこの橋は、天竜峡の絶景を一望できる大パノラマビューが魅力。歩道と車道が分かれているため、歩行者も安心して橋の上からの眺めを楽しめます。
アクセス情報
天竜峡へのアクセスもとても便利です。車、電車どちらでも気軽に訪れることができます。
- 電車でのアクセス:JR飯田線の「天竜峡駅」からそらさんぽ天龍峡までは徒歩約15分です。天龍峡駅からそらさんぽ天龍峡や天龍峡大橋への道中は、案内標識があるため初めての方でも迷わず行けます。
- 車でのアクセス:中央自動車道の「飯田IC」から車で約20分。周辺には駐車場も整備されていますので、家族連れや大人数で訪れる際にも便利です。
※原付バイクで、国道151号からも天竜峡PAの隣の駐車場まで行くことができました
三遠南信自動車道は、天竜峡へのアクセスを格段に向上させた高速道路です。この道路は、長野県南部、愛知県東部、静岡県西部を結び、「三遠南信」と呼ばれるエリアの交流と経済発展に大きく貢献しています。
- 主要インター:三遠南信自動車道には、中央自動車道と接続する「飯田山本インター」があり、ここから天竜峡へは車でおよそ20分とアクセスが非常にスムーズです。
- 広域連携と観光の拠点:三遠南信自動車道のおかげで、東海地方からのアクセスが容易になり、愛知や静岡からも短時間で訪れることができるようになりました。観光と地域の経済活性化に寄与し、これまで以上に天竜峡やそらさんぽ天龍峡、天龍峡大橋が訪れやすくなっています。
まとめ
そらさんぽ天龍峡と天龍峡大橋は、ただ観光地を訪れるだけでなく、自然と共にあるアクティブな体験ができるため、訪れる人にとって忘れられない思い出になります。絶景を背景に写真を撮ったり、夜景デートでロマンチックなひとときを過ごしたりと、カップルや家族連れ、友人同士でも楽しみ方はさまざまです。訪れる人それぞれに異なる楽しみ方が見つかるはずです。
天竜峡を訪れる際には、ぜひこのそらさんぽ天龍峡と天龍峡大橋で、渓谷の美しさを心ゆくまで堪能してください。